小学生の勉強時間はどのように決めますか?!

しらゆき先生

今日も迷える親子の相談にのらせていただきます

宿題は無理やりやらせるものではない

塾などにも行ってないので時間はあるはずなのに仕事を終えて帰ると宿題すら終わってなくて毎日嫌になります。。。本当によく聞く相談ごとです。

でも、実はこれ、毎日のスケジュールを子どもと一緒に考えてみるチャンスです☆
将来仕事をするためにも必要なタイムマネジメントの練習を。

仕事から帰って、分刻みで夕食の支度などの家事をこなすスケジュールを立ててるお母さんの計画を
いともかんたんにぶち壊す「宿題終わってない発言」
それによって後ろにずれ込む入浴、夕食の影響でただでさえ遅くなりがちな就寝時間がさらに遅くなってしまい、11時とか12時近くまで起きている小学生もいるとか。

低学年のうちはルームに通っていたり、宿題も親が見る(聞く)ものも多いのですが
学年が上がるとと学校から帰ってからの自由時間にやっとけよ。。。となりますよね。
漢字練習や計算プリントなど複数のものが出ていたりしてひとつひとつは大したことないけど
取りかかるのに少し腰が重くなるのが主な原因のようです。親の理想を言えば、学校から帰宅してランドセルを置いたらまず宿題を出してやってしまって
それから夕方までお友だちと遊んだりして家に帰ってお手伝いのひとつでもやってくれて
「ママおかえりーーー。お風呂沸かしといたよ!!」
とか言われるのが最高ですよねw

こどもマスター

いやいや、意外と小学生も結構忙しいんだよな~。
友達との付き合いもあるし。

この理想が実現しない理由は「そうするメリットを感じないから」
子ども自身のメリットがそこにないからなんです。子どもたちの下校時間は高学年になると16時前後なことも多く、そこから友達と遊べる時間は1~2時間程度。
その貴重な放課後の娯楽時間に宿題を優先するメリットを感じない。
そりゃそうですよね。だって遊びたいもの。子どもですし。

そこから家に帰ってきたら一人でやりたいこと、TVやYouTubeを見るとか漫画を読むとかゲームをするとか。
この自分時間も友達と遊ぶのと同じくらい大事。ある意味趣味の時間ですよ。
(ゲーム時間が18時までとかって設定されていればなおさら)
そうこうしてるうちに親が帰ってきて、あの発言が出ちゃいます。

「あ、宿題やってないや」
無理矢理罰則を設定してやらせる「昭和的」なやり方が功を奏することもなくはないですが、、罰をうけたくないからやる、という思考になってしまうことで思考停止になる可能性もあるので、もう少し子どもが自発的に考える方法はないかと探った結果、我が家では裁量性を採用することにしました。

自由と責任はセットです理論

親である私自身もYouTubeも見るしゲームもする。
でも仕事の時間は仕事するし、ご飯の支度などの親ミッションもこなしている。
これをまんま子どもにも当てはめることにしてみました。

ルールはいたってシンプルで、責任のミッションをこなせば自由が手に入るというしくみ。
24時間区切りでできていなければ自由は奪われるというもの。
ただし、食事の時間、入浴の時間はこちらの指定時間に従うこと。
休前日以外は夜の10時までには布団に入ること。

○責任
・宿題
・自分で決めた学習のもの
・お手伝い(ペットの世話、お風呂そうじ、お米炊くなど)

○自由
・YouTube時間
・ゲーム時間
「大人が自由にゲームやYouTubeを見ているのは仕事や家事という責任を果たしてるから。自由が欲しければ責任を果たしなさい。どうする?やる?」と聞いたところ「やる!!」ということだったので始めてみました。
この裁量性スタイルの利点は
・いちいち子どもの行動を都度チェックしなくてよい
・ゲームやYouTubeの時間も細かくチェックしなくてよい
・できてないときは有無を言わさず差し押さえるだけ
・子どもが自分でスケジューリングする練習になる
・自分で決めたことなので言い訳しにくいそれぞれのタスクがどのくらいの時間を要するのかということを子どもなりに考えてスケジューリングするようになり
ご飯何時にできる?と聞いてきてそこに合わせてタスクを組み込むということまでやれるようになりました。

こどもマスター

確かにこれなら自分で時間を決められるから、先にやらないからって、怒られなくていいね!僕も朝の方が宿題がはかどるんだ!

終わってないことをこなすためや自分時間を増やすために自発的に早く起きるようにもなって朝も楽チンです☆
もちろん最初から全部完璧になんてできないし、無理!!!とキレることもあります。
そんなときは少し助言をしたり一緒にタイムスケジュールを考えてみたりもしました。
手帳、カレンダー、白い紙、ホワイトボードなどのツールも使ってみたりもしました。
その結果、ルーティン以外のイレギュラーミッションなどが入ったときは紙に書くなど工夫しています。日々の宿題も必要なことかもしれませんが、それを改善するために行った「裁量性」の方が
結果的に子どもがこの先大人になっても必要な学びになったなと思ってます。

結論、「勉強する時間は子ども自身に決めさせる」でした。

「やる気は強制する言葉からは出てこない」

は名言です。手帳というツールをつかってやる気を引き出す方法が書かれていておすすめです☆

勉強しない子には「一冊の手帳」を与えよう!より

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。