こんにちは。
すっかり秋らしくなってきましたね☆
うちは息子と2人で映画を観に行くことを月一の恒例行事としているんですが。
今月は連日ワイドショーを賑わせている子どもたちに大人気の話題作「鬼滅の刃」を観てきました。
正直言うと最初はそんなに期待してなくて、、、
そりゃ大人気アニメだし、それなりには面白いんだろうなとは思っていたのですが。
ドラゴンボール世代としては大体あんな感じのストーリーなんだろうなという感じで。
(同じ少年ジャンプの漫画だしww)
子ども相手の仕事をしている関係もあってよくフレーズは聞くので、アニメを1、2話は観てたけど。
ご覧になったことがある方はわかると思うのですが、、、
なかなかハードな描写も多くて、、、
(戦いのシーンや殺害されるシーンがとにかく多い印象)
これといって良さを実感することもないまま映画館に足を運びました。
結果、、、、
めちゃくちゃ面白かった!!!!
<鬼滅の刃とは>
吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)によって2016年から2020年まで週刊少年ジャンプにて連載。
大正時代を舞台に主人公である竈門炭治郎が、家族を人喰い鬼に惨殺され唯一生き残ったが鬼と化した妹を人間に戻す方法を探すために戦う姿を描く物語。
https://kimetsu.com/comics/
(ここから少ーーーし映画のネタバレ含みます)
映画では主人公の炭治郎と妹、剣士仲間の善逸と伊之助が鬼が出ると言われる列車の調査に先輩剣士と共に向かった先で起きる一部始終を描いています。
戦いや殺戮、ホラー的なシーンも結構あるのですが。
最初はそこの印象が強烈すぎて(特に第1話)見ることをやめてしまっていたけど、実はこの作品の肝は登場人物のバックグラウンドストーリーの部分。
激しい戦闘シーンとのコントラストが素晴らしい!!
緩急というか、すごく引き立ってより感情移入する仕掛けなのかと思うくらい☆ 鬼滅の刃が大人のことも虜にする理由はここなんだなーと。
主に親子や兄弟、家族に関するいくつもの物語が描かれているのですが、差別や貧困、虐待や病気などによって鬼になる者、鬼を倒す側になる者と人生が変わってゆく。
時代こそ違えども、現代にも通ずる。
みんな様々なことを抱えて生きていること
得意なことが違うから助け合えること
完璧なんて世の中にないこと
書ききれないので割愛しますが、子どもたちに知っていて欲しいことが詰まっていました。
特に今回の映画で特に心に響いたのは、先輩剣士(鬼殺隊という鬼を狩る組織のトップ集団にいる柱のひとり)の煉獄杏寿郎の回想シーンでの母親の台詞です。
子どもの頃から体も力も強く剣士としての素質があった杏寿郎。
そんな彼に母はこう言います。
「なぜ自分が人よりも強く生まれたかわかりますか」
わかりません、と答える彼に母は続けます。
「弱き人を助けるためです。生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者は、その力を世のため人のために使わねばなりません。天から賜りし力で人を傷つけること、私腹を肥やすことは許されません」
まさに。これなんです(涙)
多くの才じゃなくても、1つの才であっても。
人より上手にできること、人より得意なことは紛れもなくその人の”才”で。
それを世のため人のために使うことが”はたらく”ことで。
世の中は本来それで回っているんだと思っているし、私はそういう風に伝えたい。
「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。責任を持って果たさなければならない使命なのです」
命を使うと書いて”使命”
生きることって使命を果たすことなんだよなって、改めて考えさせられました。
好きなことがわからない
何のために生きているのかわからない
我が子がそんな風に思うことがないように。
この杏寿郎の母の言葉を何度も伝えたいと思いました。
他にも名シーンがたくさんある鬼滅の刃。
母親目線で観てみると子育てに役立つフレーズが盛りだくさんです。
作者が女性だからなのかな^^*
今回の映画はテレビアニメの続きとなるお話で、コミックスも発売済みなので内容は漫画を読んでるファンにはネタバレしていることになります。
それなのに公開から10日で興業収入100億円突破したのはほんとうにすごいの一言です。
映画を観て続きが気になってコミックスも全巻読んだのですがw
やっぱり戦闘シーンは大画面のアニメーションの美しさが最強です☆