小5の息子ですが将来の夢を聞いても「わかんない」と言います。
周りの子は参観日にしっかりとした夢の発表していてうらやましいです。
こんな状態でちゃんと目標をもって生きることができるようになるのでしょうか?心配です。。。
知らないことは選べないし好きにもなれなれません。
まずはいろいろな世界を知れる環境を作ってあげることから始めてみるといいかも。
こどもの「夢がない」の原因は親にあるかも?
「夢がない」
お子さんの年齢が上がってくるとよく聞くお悩みです。
「やりたいことがない」
私が子ども向けの活動を始めたきっかけもまさにこれがきっかけです。
やりたいことがない人たちはどうして生まれるのか。
私は就業支援、就職支援の仕事を本業としてやっているのですが、そこで出会う20代の若者も言うんです。
「やりたいことがありません」
「どんな仕事があるのかわかりません」
カウンセリングをして一人一人と話していくとみんな得意なこと、好きなこと、やりたいと思ったことがあって、でも成長する過程で忘れてしまったり挫折したりする。
小学生くらいだとスポーツ選手とか警察官とか医療関係とかパティシエとか。
そういうものは親受けが良くて夢と言ったら評価されるけど、プロゲーマーとかYouTuberはダメだと言われる。
「そんなことやっても将来何の役にも立たない」と、何度も言われて好きなことは仕事にできないと刷り込まれる。
小さい頃は応援してくれてた夢も「才能がないからあきらめろ」とか、「いつまでも夢みたいなこと言ってないで」とか言われて、普通に大学に行って普通に就職しろって言われる。
他に世の中にどんな仕事があるのかもわからないし、将来のためって言われる勉強も正直どう役立つのかも分からない。
「親はサラリーマンという職種みたいだけど、毎日疲れたーばっかり言ってて楽しそうじゃないし
だったら大人にならないで毎日ゲームばっかりしてたいな。」ってなっちゃうメカニズムです。
親は子を思うからこそのセリフが可能性を狭める
もちろん、その子の将来を心配して言ってるんです。
「苦労しないように、傷つかないように、平凡でもいいから生きていけるように」って。
でもそれが、身近な大人のその言動が若者の夢や希望をつぶしているという現実。
好きなものを選んで食べるためにブッフェのお店に来たのに、これとこれとこれの中からしかお選びいただけませんって言われてる感じ。
この中には食べたいものないんだよなーってw
あっちに見える料理が食べたいけどだめですかね?って。
仕事の種類、いくつ知ってますか?
世の中の仕事について、いくつくらいご存じですか?
毎年のように新しい仕事が生まれているし
「こんなことが仕事って言えるの?」
というものもたくさんあります。
ここでの仕事の定義としては、
・誰かの役に立つこと
・それをすることで報酬をえられること
今存在しなくても誰かのやくに立つこと、ニーズを創り出せることなら、明日から仕事にすることも可能なのです。学びたい人がいるから「先生」という職業がなりたつように、「遊びたい、楽しみたい、感動したい」という人がいるから、芸術や娯楽を生み出すということが職業になるんです。
世の中にあるいろいろな職業やその成り立ちを知って、自分が好きなこと興味があることを夢中でやりながらどう結び付けていくかを考えてトライアンドエラーしていくことでやりたいことを仕事にできる大人になれるんじゃないかなと思っています。
今すでに存在していることでもいいし、すでにあるものをアップデートさせた夢もいいし、新しい職業を生み出すことも含めて親としては応援したい。
たとえばドラマ化もされた「レンタルなんもしない人」はTwitter発信のサービスなんですが。
なんもしない人(僕)を貸し出します。ただ一人分の人間の存在が必要なシーンでご利用ください。
「レンタルなんもしない人」より
なんもしない人(僕)を貸し出します。ただ一人分の人間の存在が必要なシーンでご利用ください。
お花見の場所取り、ゲームや飲み会の人数合わせ、一人で入りにくいお店の同行といったことを交通費と諸経費のみ依頼者が負担することでやってもらえます。
(一時期は依頼が殺到しすぎたため1万円の料金を設定されていたようでした)
このサービスによって救われる人が存在していて
→誰かの役に立っている
依頼内容をTwitterに投稿して世の中に発信していくことで書籍の出版などに繋がっっている
→報酬を受け取る
初めからそこまで想定していたのかもしれないけど上手くいく保証はなかったと思います。でも「やってみたい」と思うことをやってみる。
結果、それが世の中に求められていることなら仕事になる。自分がどんなことが好きなのか、どんなことに興味を持って、どんなことをしてる時が幸せなのか。
常に自分の価値観のアンテナの感度はクリアに保っておけさえすれば「やりたいことがない地獄」には陥らないです☆
それでも本当にやりたいことがみつからない、わからないのであれば、いつか何かを目指したくなったときに備えて勉強をがんばっておくのも1つの選択肢だと思います。
↓↓↓この本を読むと中学受験という選択肢が決してものすごく頭のいい子だけのものじゃないということがわかります☆
中学受験生に伝えたい 勉強よりも大切な100の言葉: 「二月の勝者」×おおたとしまさ https://www.amazon.co.jp/dp/4093887799/ref=cm_sw_r_li_apa_i_rAknFbMG5PJRG